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彫刻家 丑久保健一 お知らせ

丑久保健一についてのお知らせです。
展覧会の情報や丑久保健一に関する最新情報を随時載せています。
丑久保健一の彫刻作品は、直接みて何か感じ取っていただけたらと思っています。展覧会開催の際は是非お立ちよりください。


丑久保健一 お知らせ・最新情報

 
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【アートリンクとちぎ2014 美っくり】展 とちぎ蔵の街美術館にて
【アートリンクとちぎ2014 美っくり】展

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2014年9月9日(火)から10月13日(月・祝)まで、とちぎ蔵の街美術館にて

栃木県立美術館の収蔵作品の中から青木世一、丑久保健一、柄澤齋、草間彌生、篠原佳尾、長重之、元永定正、山中信夫、他、の作品が展示されます  
丑久保健一は【 一・0・∞のボール -1984- 】(栃木県立美術館蔵 6個)が展示されます。
ぜひ、ご覧下さい。

とちぎ蔵の街美術館
栃木市万町3-23
☎0282-20-8228
開館:9時~17時
月曜休館
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Vol.158

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久しぶりに少し日が差して外が明るくなりました。つられて庭に出てボール達を眺めます。気になるボールをのぞくと、小さな穴がたくさんあいていて、その中に小さな動くものが...。蟻です!

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蟻たちはボールの台座のステンレスの棒をせっせと登ってくるではありませんか!確か30cm以上地面から持ち上げれば蟻は登ってこない、と教わってこの台座を作ったのではなかったかしら。そしてこれまで蟻は登って来ませんでした。でも考えたら、高い木を蟻が登っていくのを見かけることはあります。金属は登らないということなのでしょうか。

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混乱する頭に、ボールが全部粒状になってさらさらと地面に降っていくイメージが拡がっていきます。
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ボールに住みついたのは?
Vol.157

いつも茸が生えるボールの細かい粒状のチップが気になり出して、そーっと触ってみました。表面だけでなくかなり厚く積もっている、と言うか、深くまで掘り進められている様子。何かミミズのような姿が見えたような?
いったいどなたがお住まいなのだろうか。

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コスモスがぐんぐんと伸びて
Vol.156

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春季展の何時頃からか室内に持ち込まれたままになっていた一番小さなボール、来てくださった方々に手に取って可愛がっていただきました。あまりの軽さと、もうボールにはみえない、ひょいとつまめるかたち。小鳥のように見えます。そろそろ外の仲間たちの所に戻さなくてはなりません。「さあ、お外にお帰り」

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8月の夏の庭、コスモスがぐんぐんと伸びてボールを追い越し、その茂みの中にボール達を隠してしまうことでしょう。
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「四つの風」
砂澤ビッキという彫刻家をご存知でしょうか?
札幌芸術の森野外美術館に彼の代表作のひとつである「四つの風」という作品があります。高さ5.4メートル、直径90cmの赤エゾ松の4本の柱で構成された大きな作品です。〈木〉の作品であり、野外に置かれているので、当然のことながら、年月と共に風化していきます。砂澤ビッキは他の素材に置き換えることは全く考えず、〈木〉にこだわりました。設置された後は「風雪という名の鑿」が作品を刻み続けるだろうと言ったそうです。それを望むと。実際キツツキが巣を作り、雛が巣立ったこともあったそうです。キノコが生えたり、部分的に崩れ落ちてきたりするようになり、設置から15年後の2001年に、作品の今後を考えるシンポジウムが開かれました。
ちょうど、丑久保健一が「ニレのこ-だ-ま」を板室温泉で現地制作した年でした。
翌年、丑久保健一が亡くなった後、そのシンポジウムを伝える「北海道新聞」の記事をネットで見つけました。「このまま朽ちさせるか、補修か」という見出しのシンポジウムを要約した記事でした。美術評論家、美術館学芸員、研究者、木材保存師、交流のあった作家、一般市民が様々な意見を出し合いましたが、結論は出ず、問題提起のまま終わったようでした。
それからずっと「ニレのこ-だ-ま」や「庭に置かれたボール(還っていくボール)」とつながって意識の片隅にビッキの「四つの風」が住んでいます。
今年、ネットで再び「北海道新聞」の記事(2010.8.7)を引用しているブログに行き当たりました。「四つの風」の4本のうちの1本が倒れたというものでした。更に辿ると、翌年もう一本倒れた、とのこと。
半分倒れてしまった、まだ柱が立っているうちに見に行かねば、ずっと行きたいと考えながら行けずにいたのですが、この時すぐに行くことを決めました。自宅ギャラリー春季展の最中でしたので、終わった翌々日の切符を予約しました。

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札幌芸術の森野外美術館の開館時間と共に入館し、真っ先に「四つの風」に向かいました。そして唖然としました。2本立っていると思っていたのに、そこには1本しか立っていませんでした。
家にあるビッキの作品集の写真と同じ、眩しい青空に向かって立つ1本の柱と、その周囲に倒れたままに有る柱。あるものは粉々になり、ある部分はまだ柱のかたちで他の部分にもたれかかっています。木が自然のものであり、自然に還っていくものであることが生々しく伝わってきます。赤エゾ松の表面は白茶け、中は年輪に沿って細かく崩れている赤茶色の片、片、片...。よく見ると、表面は銀鼠色の光沢を帯びて艶があります。ビッキは「風雪という名の鑿」と言ったけれど、更に鑢(サンドペーパー)をかけたようにほんのわずかのおうとつになったビッキの鑿跡が残っていました。それはそれは繊細で美しいものでした。作品の案内板に、このまま作品が自然に還るまでここに展示し続けます、とありました。木の作品を野外に置き、作品が朽ちてゆく=自然に還ってゆく、ということがどういうことなのかを考え感じさせる作品。4本の立っていた柱が皆倒れ、粉々になり、土と混じり、土になり、「作品」のかたちが無くなっても、「四つの風」はここに有り続けることでしょう。

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「庭に置かれたボール(還っていくボール)」の向こうに「ニレのこ-だ-ま」に通じる道が伸びていて、その先に「四つの風」がみえますでしょうか。
作品を渡ってくる風を一瞬でも感じていただけたら、とブログを続けていきます。
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