小満の風と共に
2015-05-23 11:43:49 (8 years ago)
Vol.18
「連れてきたよ」
両手に袋を提げてNさんがやってきました。
「ボールの里帰りだよ」
布袋からタオルに包まれたボールが顔を出しました。畳の上に30個程置いてあるボール達のところに置くと、まるで転校生が教室に入ってきた時のようです。
もう一つの袋からは携帯用のお茶の道具が出てきました。
小満の風に翻る庭の若葉を眺めながらの一服、音楽を愛し、美術を愛し、料理を愛し、、、人生を愛しているNさんのお話は尽きることなく、少年のようにピュアな心が周りの空気を軽やかな気分で満たしていきます。
もう一服たててくださって、お帰りになる頃にはボールも馴染んでいるようでした。
助手席にボールの入った袋を丁寧に置いて、まるで恋人をのせて出かけるように颯爽とNさんの車は走っていきました。
U市 M.N
「連れてきたよ」
両手に袋を提げてNさんがやってきました。
「ボールの里帰りだよ」
布袋からタオルに包まれたボールが顔を出しました。畳の上に30個程置いてあるボール達のところに置くと、まるで転校生が教室に入ってきた時のようです。
もう一つの袋からは携帯用のお茶の道具が出てきました。
小満の風に翻る庭の若葉を眺めながらの一服、音楽を愛し、美術を愛し、料理を愛し、、、人生を愛しているNさんのお話は尽きることなく、少年のようにピュアな心が周りの空気を軽やかな気分で満たしていきます。
もう一服たててくださって、お帰りになる頃にはボールも馴染んでいるようでした。
助手席にボールの入った袋を丁寧に置いて、まるで恋人をのせて出かけるように颯爽とNさんの車は走っていきました。
U市 M.N